実例で解説、娘の交際を頭ごなしに否定すると絶縁の危険も
とあえて同棲をすすめてみた。約1カ月後、真紀は荷物をもって実家に帰るや否や「別れて正解だった。お母さん、心配してくれてありがとう」と涙ながらに語っていた。
〈山脇さんの助言〉
「絆の強い母娘の場合、娘からすると、自分が選んだ交際相手は誰よりもお母さんに認めてもらいたいという思いが強い。ある程度は交際を受け入れ、娘が自分で判断できるまで待つことも大切なことです。ただし、“暴力を受けているなら絶対に別れさせる”など、一線を越えないように常に見守ってあげてください」
【実例2】頭ごなしに結婚に反対し、娘と絶縁したケース
商社マンの妻、神田清子(仮名・61)が大事に育てた一人娘のさやか(仮名・36)。娘は反抗期もないまま大学を卒業し、映画制作会社に就職。いつも買い物は一緒に行くというほど仲がよかった。
そんなさやかが最近交際をはじめたということで話を聞いてみると、相手は無職であることが判明。さやかはある日突然入籍したいと言い出したが、その男には借金があることもわかった。
「私がなんとかする!」と言うさやかに対して、「あんな無職の男との結婚は絶対許さない!」と主張したところ、「私の人生に口出さないで」