くらし情報『放っておいたら半額に…販売開始が古い「ゾンビ投信」に用心』

2020年12月11日 15:50

放っておいたら半額に…販売開始が古い「ゾンビ投信」に用心

買うときの「購入時手数料」、売るときの「信託財産留保額」に加え、保有中ずっと「信託報酬」がかかります。最近では購入時手数料が無料の「ノーロード」投信が増え、信託報酬も値下げ傾向ですが、古い投信には高いものが多いのです。

では、信託報酬がなぜ、運用成績に影響を与えるのでしょう。

たとえば信託報酬が、A投信は0.1%、B投信は3%として、それぞれ10万円ずつ購入とします(購入時手数料はどちらも無料)。

A投信では10万円×0.1%=100円が手数料ですから、9万9,900円が運用に回ります。対してB投信は10万円×3%=3,000円が引かれて、運用に回るのは9万7,000円。手数料の差が、運用する元手の差となり、成績に直結します。

さらに信託報酬は毎年引かれますから、長期になるほどA投信とB投信の差は広がっていきます。


仮に1,000万円で信託報酬3%の投信を買い、もうけも損も値動きが一切ない、ただ預けただけの状態だとしたら、どうなると思いますか。なんと25年後には半減、500万円を下回ります。手数料の3%は、それほど大きく影響するのです。

投信をお持ちの方は、ゾンビ投信がないかご確認を。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.