“若者のゴミ屋敷”が急増中 家のトイレが使えずコンビニで
その人は家のトイレが使えないため、コンビニまで行って用を足していると話していました」
ドラマのヒロインのメイは、家政婦のナギサさんとの出会いで、家事を任せることができ、恋も家事も手に入れたが……。
「ドラマ内にも、実家の母が来るので、家政婦さんに部屋を片付けてもらうという場面がありました。実際にも、親が自分の家に来る、またはマンションの点検が入るなどの場合に、清掃業者さんにゴミを片付けてもらうよう依頼する人がいるのです」
この背景には、少子化で過保護に育ったことが原因の一つではないかと、岸教授は分析する。
「40~50代の親世代は、もともと家事スキルが高い世代です。子供が家にいるときにも、掃除も洗濯も片付けもなんでもやってあげていた。そのため、子供は家事が全くできないまま巣立っていく。ものを買うことはできても、捨てることができないため、物がどんどん増えていってしまうのです。その結果自分ではどうしようもなくなってしまう。
まず、自分の子供には、ゴミの分別くらいは覚えさせましょう。そして家の掃除もすべて親がやってしまわずに、子供にやらせるべきです。それが未来のゴミ屋敷化を防ぐことにつながるのです」