「運勢占いサイト」詐欺が急増中、300万円以上の被害も…
「似たケースでは、50万円以上支払ってしまったり、4カ月やりとりして300万円以上の被害に合われた方もいます。個別で処理が異なりますが、一般的にはクレジットカード会社に連絡し、トラブルのいきさつをまとめた経緯書を送ることで解決に向かうケースが多いです」(国民生活センター担当者、以下同)
■実例2
最近、金運がないと落ち込んでいたBさん(50代主婦)は、ネットで見つけた占いサイトに登録した。メール1通1,000円のポイントで鑑定士Aに相談したところ、「金運を高めるためには」と、鑑定士Bを紹介された。何度かやりとりをするうちに、「“一攫千金”専門の鑑定士を紹介する」と、鑑定士Cを紹介された。「言われたとおりにすれば、金運が高まり5千万円以上のお金が手に入る」とメッセージが届き、そのたびに特定の文字や数字を送信。半日で約3万円をクレジットカードで支払ってしまった。
「占い師が指示した例として、『祈りの言葉等を唱えて、唱え終えた合図として漢字を一文字ずつ送信する』『「今日はいい日ですね」と送る』『スマホを5秒間胸に当ててから送信する』『宝くじで当選したい金額をイメージしながらメッセージを送る』などがあります」