2021年1月13日 11:00
コロナ禍での「お金の増やし方」貯金は“専用口座”へ強制的に
「今年の経済は、世界的に見れば多少持ち直すようですが、それは昨年、著しく悪化した反動です。一昨年の『コロナ禍前』と比較すれば、国内では軒並みマイナスになってしまうでしょう」
こう話すのは経済評論家である加谷珪一さんだ。’21年の国内経済は全般的に落ち込みが予想され、前年比マイナスになる可能性も。「よって、積極的に『増やす』対策を立てて実行に移す必要があると考えます」と加谷さん。
「貯金を続けるための鉄則は、『天引き』と同様の縛りを課すことです。まずは、給料の一定割合を支給日に強制的に貯金する意識を。給与の3割が理想ですが、継続可能なラインを考えて、最低2割を貯蓄に回しましょう」
そのためにも「銀行口座を2つ」持つべきだと加谷さんはいう。
「給与の振り込みがあり次第、もう1つの口座に、給料の2〜3割を入金します。
そして、その口座には絶対に手をつけないように。2つの銀行の組み合わせは『メガと地銀』でもいいと思います。ただ、地銀は『数が多すぎる』と菅首相が再編を明言しているので、地域で最も規模が大きく、生き残れそうなところを選ぶべきです」
また、“支出を減らす”方法として加谷さんは「細かい出費にこだわらず、大きな出費を抑える」