二階幹事長に麻生財務大臣…コロナ対策の足引っ張る自民党の二大重鎮
■2回目の給付金になぜ消極的なの?
8日の記者会見で、定額給付金を再び出すかどうかを問われた菅首相は言葉を濁している。
政治アナリストの伊藤惇夫さんが解説する。
「菅さんとしても、支持率が下がり続けるなか、国民の関心が高い定額給付金は、いずれ出さざるをえないと考えているはず。しかし、党内では立場が不安定な菅さんは麻生太郎財務大臣にも気を配らなければいけません。麻生さんは、前回の給付金の多くが貯蓄に回ったとして不満に思っていますから、追加の一律給付には否定的。“財布のひも”を握る麻生さんをどう説得すればいいのか考えあぐねていることでしょう」
そして、伊藤さんはこう続ける。
「菅首相は“ブレる”ことを嫌う政治家です。自分が示した方針を曲げることは“負け”に等しいと考えています。
平時ならば、一貫した姿勢が評価されることもありますが、このコロナ禍という非常時には柔軟に対応しなければいけません。危機的な状況には不向きな首相だと思います」
国民の切実な声に、菅首相が寄り添う日は来るのだろうか?
「女性自身」2021年2月2日号 掲載
下半身麻痺公表の、ひろみちお兄さん 現在の姿に「泣いてしまった」「心から尊敬する」