「チェリまほ」プロデューサー「赤楚さんの愛され力は貴重」
――赤楚さんと町田さん以外にも、魅力的なキャストが多数出演しています。柘植(浅香航大さん)、湊(ゆうたろうさん)、六角(草川拓弥さん)、藤崎さん(佐藤玲さん)について、それぞれ撮影時の演技はいかがでしたか。
「浅香さんは、想像を遥かに超えた新しい顔を見せていただき、すごく新鮮で面白かったし感動しました。柘植の台詞や行動は真っすぐだからこそ、生身の人間に変換したときに上滑りしたものになるか響くものになるか紙一重の所がありました。そこで、浅香さんが演じると説得力と響きが生まれる。第8話、湊を激励するシーンは現場で見ていて泣きそうになりましたし、走り方も柘植らしさ全開ですがそれ以外の何気ない部屋での動き一つとっても、ものすごく“柘植“の感じが出ていて、スタッフみんなで『すごい!』と沸きました。
ゆうたろうさんは、ツンデレな湊に小悪魔感を与えてくれました。湊の“ツン”の塩梅を監督と試行錯誤する際も、直向きに向き合ってくださっていました。
Blu-rayには特別編集版として湊のダンスのフルバージョンを入れてあるので、ぜひ見ていただきたいです。
草川さんは愛嬌のある後輩ポジションが元々似合う印象がありますが、ふとした時に見せる表情にそれだけじゃないものを感じさせる魅力がありました。