「チェリまほ」プロデューサー「赤楚さんの愛され力は貴重」
自然体で正直で柔和。町田さんは凛々しくて芯のある印象でした。お二人ともタイプは違いますが纏う空気が似ていて、二人が初めて並んだ時わくわくしました」
――お二人の役者としての魅力、チャーミングなところはどのようなところでしょうか。
「赤楚さんは愛され力だと思います。芝居をしていても、演じる人の何かしらはこぼれ出ます。そこに、その人が演じる意味が宿ると思いますが、赤楚さんはそのこぼれ出るものに人を惹きつける魅力があると感じます。生っぽさや心の通いが見える芝居はテクニックで表現できるものではないと思うので、それができる貴重な方だと思います。
町田さんは起爆力だと思います。
好青年感や爽やかさを胡散臭さや底なしの怖さ、コミカルに傾けることもできる。絶妙な匙加減のセンスを持ったレアな方です。役の角度次第でいくらでもイメージを裏切っていける、エンターテイナー性が高い魅力があると思います」
■「柘植の激励シーンに、現場で泣きそうに…」
――実際に関わってみて、赤楚さんと町田さんの意外な面、イメージと違ったところはありましたか?
「赤楚さんは天然と聞いていたので、ふわふわした方なのかなと思っていたのですが、とても実直な方でした。