「チェリまほ」プロデューサー「赤楚さんの愛され力は貴重」
みんなが気づかないことに気がついたり、ふとした時の視野が広い人でした。何事にも構えないフラットさ、しなやかさは人としても役者さんとしてもすごいなと思いましたし、かっこよかったです。
町田さんは、勝手にクールなイメージがあったのですが、気さくな方でした。さりげなく、みんなを引っ張ってくれるお兄さん。芝居だけではなく、さまざまなことに対してアイディアをくださって、作品を届けることへ思いを持っている、愛のある方だと感じました」
――出演者もスタッフも同世代が多く、かなり綿密にディスカッションをしながら撮影を進めたと伺いました。どのようなシーンでどんな話し合いがあったのか、本間さんが印象的だったことを教えてください。
「第6話のタコパのシーンで、実際に演じてみたら安達の心情的に少し難しいモノローグの箇所がありました。赤楚さん、町田さん、草川さん、林監督含め、どういう流れになったら源泉となる安達も、それを向けられる黒沢も違和感がないのか話して、現場で少し流れを変えました。
些細なことでもディスカッションする真摯さに、みんながみんな“これは自分の作品だ”って考えているような温かさを感じて、印象に残っています」