くらし情報『治療費の“窓口負担”も減らせる 頼りたい医療費補助の公的制度』

2021年5月1日 11:00

治療費の“窓口負担”も減らせる 頼りたい医療費補助の公的制度

年に3回以上該当すると4回目以降は、さらに上限が下がる「多数回該当」で、さらにお金が戻ってくる。

■高額療養費制度の限度額適用認定証

〈請求先〉ご自身が加入している、健康保険組合、協会けんぽ、市区町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度の窓口)など

「高額療養費制度が適用されると、医療費はかなり支払いの額が下がるとはいえ、いったん窓口で1〜3割を支払うことさえ家計にとって厳しいという悩みはよくあります。その場合、あらかじめ健康保険組合などに申請し、『認定証』を出してもらえば、限度額以上は負担しなくてよい、という制度です」

■高額医療費貸付制度

〈請求先〉ご自身が加入している、健康保険組合、協会けんぽ、市区町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度の窓口)など

「高額療養費の払い戻しを受けるには、診療月から3カ月程度の時間がかかります。そのため医療費の支払いに困ってしまい、キャッシングや民間ローンを利用した方もいました。そんなときに金利の高い民間ローンなどに手を出さず、無利子で借りられるこの制度を利用しましょう」

■医療費控除

〈請求先〉各自治体の税務署

「セカンドオピニオンの費用や、医師による『装具使用証明書』のある人工肛門用装具、通院のためにかかる電車やバス代などの交通費など、がん治療のうえで必要な保険のきかない費用もあります」

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