羽野晶紀明かす芸能界での駆け出し、原点は「ダンスと歌」
でも何だか恥ずかしくて、親にも友達にも内緒でバレエ用品を売っている『チャコット』に行って、ダンスシューズと、映画の主人公そっくりの黒のレオタードを買いました。そして体験教室にーー。おっかなびっくりでしたが、実際にチャレンジしてみると、すごく楽しくて『来週から来ます』ってレッスンに通うことにしました。月謝は6,000円くらいだったかな」
さすがに親に黙っているわけにはいかないので、「絶対にお父さんには言わないで」と母親にだけ告白。
「洋楽のヒット曲に先生が振りをつけてくれて踊るのですが、それがすごく楽しくて、MTVがはやっていたこともあって、洋楽もダンスも大好きになりました」
学校でも、渡り廊下の窓ガラスに自分の姿を映し、ダンスの振りを練習した。
「バンドを組んでボーカルもやりました。SHOW-YAやレベッカ、男子のメンバーとアルフィーを歌ったり」
ダンスと歌に明け暮れた高校時代。卒業後、大阪芸術大学のミュージカルコースに進学したことで、さらなる転機と巡り合う。
「劇団に所属していた先輩から学食で『公演でダンサーが必要だから参加しないか』と毎日のように誘われたんです。でも、劇団のお芝居は見たことがなくて。