くらし情報『広田レオナも手術告白…“女性の肺がん”の危機意識が低い理由』

広田レオナも手術告白…“女性の肺がん”の危機意識が低い理由

しかしいまだに“喫煙が原因”“男性の病気”というイメージが強すぎるようです。’17年には製薬会社ブリストル・マイヤーズ スクイブが、“女性の肺がんのリスクに対する意識はさほど高くない”という調査結果も発表しています」

■“喫煙=肺がん”刷り込みで危機意識が低下か

国立がん研究センターのHPによれば、’19年の女性の肺がん検診受診率は45.6%と、男性の肺がん検診に比べて7.8%、また女性の乳がん検診に比べても1.8%低かった。

また『インターパーク倉持呼吸器内科』の倉持仁院長によれば、

「“女性のがん”としてよく認知されているのは子宮がん・乳がん・大腸がんです。本当は肺がんにも、もっと注意を払うべきなのでしょうが、やはり喫煙=肺がんという印象が強いため、それほど注目されていないのかもしれません。自治体がレントゲン検査も実施していますが、“仕事で行きそびれた”といった声も、女性のほうが多いように思います。

肺がんには大きく分けると4種類あり、“腺がん”は肺がん全体の半数以上を占めます。実はこの腺がんは、喫煙との関連は薄く、女性の肺がんの70%にも及んでいるのです」

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