2021年6月21日 11:00
49歳で出産した小松みゆき見せた涙 子のため「長生きしなきゃ」
やがて産声も聞こえホッとしていたら、私の胸のあたりに赤ちゃんが連れてこられたんです。初めて対面したときの感動ですか?それが、“エコー写真とまったく同じ顔!”と思って、つい笑っちゃいました」
高齢出産だからこその万感の思いは、その後、初めての授乳のときに、ふいに込み上げてきた。
「母乳をあげながら思うんです。ほぼ50歳で産みましたから、もしかしたら、この子の結婚式には出られないかも、孫の顔も見られないかもしれない。この子と一緒にいる時間はほかのお母さん方よりきっと短いわけだから、しっかりしなきゃ、長生きしなきゃと思っているうちに、初めてホロッと泣けました」
この先も悲喜こもごも、いろんな涙のシーンがあるだろう。でも家族3人なら、きっと大丈夫だ――。
「退院した朝、私が寝ていたら、夫がいつもより1時間早く起きて家事をやってくれていました。出勤前のことです。
いままではなかったことで驚きましたし、素直にありがたかったですね」
最初は妻主導で始まった不妊治療について、ご主人はどう思っていたのだろうか。
「彼女は何事も決めたらやる人なので、僕にできることは協力しようと思っていました。通院も、それほど抵抗はなかったです。