2021年7月18日 11:00
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
16年、スタジオ同窓会にて。三浦さんは加藤さんと五歳で出会ったときのようにハグして再会を喜んだ(写真提供:加藤麻由美さん)
「春馬が亡くなって1年が過ぎますが、いまだに心の整理がついてません。5歳のときに出会った春馬は、息子同然。あの子が、いなくなった感覚がなくて……」
俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。
多くのファン同様に、「その死をいまだ受け入れられない」と語るのは、三浦さんを子役から育てた「つくばアクターズスタジオ」の代表を務めた加藤麻由美さんだ。
「今年4月5日の春馬の誕生日にあわせ、幼少期を過ごした土浦で、あの子が12歳のときに出演した映画『森の学校』の上映会がありました。私も、ファンの前でご挨拶する機会をいただいたので出席しましたが、まだあの子の姿を見るのがつらくてダメで、映画は見られませんでした」
■中学生の頃、思い悩むそぶりを……
前出の加藤さんが、自分の主宰するスタジオで春馬少年に初めて会ったのは、彼がまだ5歳のとき。
「お母さまが、『一人っ子で遊ぶ友達がいないから』と話されていたのを覚えています。