2021年8月16日 11:00
妊娠発表のだいたひかる 不妊治療中がんに…自分の命と子への思い
無事に生まれてくるといいね!と笑いあう二人
がんになってから、命に限りがあることを重々感じた――。だいたひかるさん(46)は、不妊治療中に乳がんが発覚し、全摘手術を経てまさかの再発。もうわが子は望めない、と一時は絶望した。そんなさなかで、支えたのは夫の小泉貴之さん(44)だった。年齢という現実と、がん治療中断のリスク。けれど、2人は、命を懸けて最後の受精卵に賭けると決めた。
そんな2人に奇跡が起きた。取材当時、妊娠14週目。
3人目の家族は、来年誕生する予定だ。
今年の5月、体外受精で妊娠したことをブログで公開。だいたさんは45歳で、“超高齢出産”といわれる年齢になっていた。
「ここまで来るのに、手こずりまくりでした。今日はブログに書ききれなかったことも、お話ししますね」
■「不妊治療当時、自分は彼女への配慮が足りなかった」
だいたさんが38歳、小泉さんが36歳のときのゴールインだった。だいたさんの年齢のこともあり、結婚してすぐに子どもを作ろうと、仕事をセーブして妊活に励んだ。翌年には婦人科へ行き、排卵日にタイミングを合わせる方法で1度目で妊娠できた。しかし、超初期での流産が続いてしまう。