くらし情報『ALSのニャンちゅう声優 声と引き換えの人工呼吸器は「しない」』

2021年8月30日 11:00

ALSのニャンちゅう声優 声と引き換えの人工呼吸器は「しない」

ニャンちゅうと津久井さん

ニャンちゅうと津久井さん



独特のダミ声は、聞いたことがある人ならきっと思い当たるに違いない人気キャラ・ニャンちゅう。演じる、声優の津久井教生さん(きょうせい・60)は還暦まぎわに難病・ALSに。治療法の見つかっていない病気だからこそ、自ら情報を発信する毎日を送る。

だが、いずれは呼吸も満足にできなくなる日が来る。気管切開、人工呼吸器を選択すれば一定期間長く生きられるが、ほとんどは声を失うことに。しゃべることが生きること、という津久井さんの選択とは――。

■キャリアのはじめ、神谷明さんや中尾隆聖さんにかわいがられた

津久井教生さんは、’61年3月27日に、東京都新宿区に生まれた。幼いころから一貫してのめり込んだのが読書。
江戸川乱歩やエラリー・クイーンなどの推理小説、クイズ本、漫画が好きで、歩きながら本を読み、電柱にぶつかるような体験もした。“本の虫”といわれた高校時代は、友人から誘われた漫画研究会に所属した。

「父親が新しもの好きで、コマ撮りできる最新型の8ミリカメラと映写機がウチにあったものだから、みんなで“アニメを作ろう”ということになって。高校生や大学生らのショートアニメの出品会に参加したとき、『今度、プロの声優とアニメを作る。

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