2021年9月15日 06:00
竹内結子さん一周忌 義父が語る遺族の今「みんな何とか元気に…」
そこで一周忌を目前にして本誌は、再びAさんに取材を申し込んだ。
「私がお話しすると、また騒ぎになってしまいますからね……」
Aさんはそう逡巡しながらも、こんな言葉をーー。
「(息子と孫たちは)みんな、何とか元気にやっています。……あとのことは事務所に聞いていただけますか。大樹が頑張っている?それは、そうですね」
たった1人で子供たちを育てていく息子・中林のことを心配していたのか、かつては、「下の子もまだ小さいですからね。中林家としてもみんなでフォローしていきたいと思います」 と、厳しい表情でそんな悲壮な覚悟を明かしたAさんだったが、今回の取材に対しては元来の柔和な雰囲気を取り戻しているように見え、「みんな元気にやっています」という言葉からは、息子に対する確かな信頼も伝わってきた。
■“決まらぬ納骨”に母方親族たちの悲嘆
その存在があまりにも大きかったためだろうか。なんとか一歩一歩、前に進んでいる遺族がいるいっぽうで、いまも大きな喪失感に苦しんでいる親族たちもいる。
前出の埼玉県内に住む親戚女性は、次のように語った。
「結子が12歳のときに両親は離婚していますが、彼女のお母さんが3人の子供たちを連れて、(結子の)