くらし情報『コロナ禍の保健所の過酷さを後世に 79歳女性映画監督の奮闘』

2021年9月28日 15:50

コロナ禍の保健所の過酷さを後世に 79歳女性映画監督の奮闘

すごく助かりました」

そこには応援してくれた、ある著名人の存在も。

「ずっと作品作りで女優の吉永小百合さんが応援してくれているんです。2003年に作った作品『風の舞~闇を拓く光の詩~』(ハンセン病患者隔離政策の問題点を指摘した作品)で詩の朗読をしてくれて、ボランティアで『風の舞』の上映会も一緒に行ってくれて。ほかの作品でも応援してくださって。応援団長なんです。今回もクラウドファンディングをすると言ったら、『(私の)この写真を使って』と送ってくれてメッセージをくれました」

クラウドファンディングのサイトには吉永小百合さんの笑顔の写真と、《「宮崎信恵監督は厳しい状況のなかで懸命に生きている人々に光をあて続けています。私はこれからもずっと宮崎さんを応援していきます。 吉永小百合」》と綴られていた。


「そのおかげもあったと思います。文化庁の助成金も映画制作に200万円くらい出ましたので助かりました」

■厳しい非難受ける保健所 内部から見た実際の姿は

撮影は昨年6月からスタート。月に数回、中野区保健所を訪れ、朝から晩まで保健所に張り付いた。

「基本的に職員の出勤から帰るときまで。保健所は朝8時半始業。

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