くらし情報『医師に聞くオミクロン株対策「室温20度、湿度50%で1時間おきの換気を」』

2021年12月10日 06:00

医師に聞くオミクロン株対策「室温20度、湿度50%で1時間おきの換気を」

感染力の強さを示唆するのは、香港での“空気感染”が疑われる事例だ。検疫隔離用ホテルで、陽性者がマスクをせずにホテルの部屋のドアを開けたところ、空気中にウイルスが拡散。正面の部屋の人が吸い込み、感染した疑いがあるという。

■重症化予防のためにワクチン接種は必要

【重症度】

「南アでオミクロン株の陽性者の診察にあたった医師は、頭痛やせきといった症状に加え、“強い倦怠感”を特徴として挙げています。一方、2日くらいで症状は落ち着くとも。オミクロン株が拡大するなか、南アでの重症者数、死者数にはまだ大きな変化は見られません。あくまでも現状においてですが、重症化に関しては、これまでの変異株とそこまでの違いはなさそうです」(勝田さん)

【ワクチン効果】

モデルナ社のCEOは「現行のワクチンは、オミクロン株への効果は低い」と言及している。

「これは、スパイクといわれる、ウイルスの突起部分の変異が32個もあるためです。
たとえばスパイクを“指名手配書”だとします。ワクチンで得られた抗体は、手配書に書かれている特徴をもとに“犯人”を捕まえます。しかし犯人は逃走するために、長髪をスキンヘッドにする、一重まぶたを二重まぶたに整形するなど、手配書の特徴を消します。

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