中村玉緒 長女が車いす生活に…81歳で直面した悲痛の逆介護【2021年ベストスクープ】
《ときどき、「なんで離婚しなかったんですか?」と聞かれます。倒産、莫大な借金、大麻事件、そのほかにもあまりにも大きな出来事が次から次へと起きるので、その日その日、目の前のことを解決するだけで精いっぱい。離婚する暇がなかったんです。本当に、どういうはずみで離婚したらいいのかわからない感じでした》(『婦人公論』’14年6月22日号)
’97年に勝さんが、下咽頭がんで逝去した後は、14億円という借金が残されたが、バラエティ番組出演や、プロデュースした着物の販売などで完済したという。
「玉緒さんの家族への愛情深さはよく知られています。亡くなった勝さんについては“生まれ変わってもあの人といっしょになりたい”と言っています。また’82年に長女と長男が大麻の密売で逮捕された際にも『罪は憎くても子供たちのことは憎めない』と語っていたそうです」(芸能関係者)
■事務所社長の長女が体調崩し、車いす生活に…
しかし前述のようにインタビューで“大きな出来事が次々に起きた夫との半生”について振り返ったその後も、安息の日々は訪れなかったのだ。
前出の知人はこう語る。
「玉緒さんにとって息子・鴈龍さんを一人前の俳優にすることは長年の悲願でした。