2022年1月25日 11:00
氷川きよし「プライベートない」語り続けた仕事人としての23年
(’10年9月28日号)とコメント。そのいっぽう、さらなる10年に向けてこう意気込んでいた。
「デビューから満10年を迎えて、自分ではやっと大学を卒業して社会人になれたような気持ちでいます。いろんな勉強をさせていただきました。歌手としてこれからが本当のスタート。10年間学んだことを無駄にしない次の10年でありたいと思います」(同号)
■「マイクが剣で、衣装が鎧」
歌手として順風満帆な氷川だが、悲しい別れも経験している。それは’12年5月のこと。育ての親である所属事務所の会長・長良じゅんさん(享年74)が急死したのだ。
長良さんの訃報の直後、氷川は本誌にこう述べている。
「今の僕があるのは、会長のおかげです。本当に感謝しています……。会長は僕のことをいつも『きよし』と呼んで、笑顔で、僕のグッズの“HK”ロゴが入った帽子をかぶってくださっていました。(中略)1カ月半くらい前には、夜12時ごろに少し酔っていらっしゃる様子でしたが電話があって『きよし~俺はお前のこと愛しているからな!』と。『ハイ!ありがとうございます!僕も会長のこと愛しています!』と答えて、すごく会長からの愛を感じましたね」