女性初!落語大賞の桂二葉 鶴瓶と「あわよくば付き合いたいと…」
びっくりしています」
こう、涙ながらに喜びを語った二葉さん。さらに万感の思いのこもった、こんな言葉も飛び出した。
「ジジイども、見たか!」
彼女はいかにして、分厚く硬い“ガラスの天井”を、突き破ることができたのだろうか。
■テレビで見た鶴瓶に魅了され、追っかけに。次第に落語にハマり「これや!」と確信した
学童保育の指導員をしていた父と、会社員の母。二葉さんはそんな2人の長女として86年、大阪市東住吉区に生まれた。
「内気な子でした。それに何より、勉強ができない子で。
ノートの取り方もようわからん、びっくりするぐらいできない子でした」
それは中学時代、音楽の筆記テストだった。
「『カッコの中に適当な名前を書きなさい』という質問で。作曲者の名前を書かなあかんのに、私は『これやったらいける!』と本気で自分の名前を。『適当な』やから、『テキトーでええんやな』と(苦笑)。あと英語の『M』と『N』の違いが長いこと、わからんかった。形も似てるし、音も似てるから」
娘のあまりのダメっぷりに「父はよう暴れてました」と笑う。
「『なんでこんなこともわからへんねん!』と、ひっくり返した昆虫みたいになって『わー!』って暴れはったのを、よう覚えてます(笑)。