2022年2月6日 06:00
「選曲でセンスが試される」加藤貴子が少女時代に熱中したカセットテープづくり
と『Gメン’75』(’75〜’82年・TBS系)を続けて見ること。
「でも、『Gメン』の途中で眠くなって、全部見られないことがほとんど。夏休みや年末に親戚の家に遊びに行ったときは、ちょっとエッチな話題も多かった『テレビ三面記事ウィークエンダー』(’75〜’84年・日本テレビ系)の放送時間まで起きて、こっそり見たりしていました」
■当時は学生鞄をお風呂に浸けて、ペラペラにするのがカッコよかった
木曜の『ザ・ベストテン』(’78〜’89年・TBS系)も欠かさなかったが、夜9時から始まるため、後半は眠たくなった。
「初めてアルバムを買ってもらったくらい寺尾聰さんの大ファンで、『ルビーの指環』(’81年)のリクエストはがきを書いたりもしたのですが、上位に来るので起きていられないんです。当時、わが家にはまだビデオデッキがなくて、音楽を録音するのは睡魔との闘いでもありました」
テレビから録音すると、必ず雑音が入ってしまうもの。
「急に好きな曲が流れ始めて、慌ててその辺にあったテープで録音したら、お姉ちゃんのもので、『なんで私のを使うの!』って怒られたこともありました」
そんな失敗から、音楽はレコードから録音することに。