2022年3月12日 06:00
ウクライナ大統領の演説が心に刺さる理由を専門家が分析「映画の主人公のよう」
(写真:アフロ)
「『生きるべきか、死ぬべきか』このシェイクスピアの問いはよくご存じだろう。答えは明らかに『生きるべき』であり、自由であるべきだ。我々は決して降伏せず、決して敗北しない」
こう、ロシアに屈しない姿勢を宣言したのはウクライナのゼレンスキー大統領(44)。これは、3月8日にイギリスの議会下院にオンラインで参加した際の演説だ。演説後、会場はスタンディングオーベーションに包まれた。
2月24日にプーチン大統領(69)が、ウクライナ東部への特別軍事作戦の決定を表明すると、ゼレンスキー大統領は同日、ロシア国民に向けて約9分間のスピーチ動画を公開。ロシア語で、「ウクライナの人々は平和を望んでいる」「戦争はあらゆる人々から安全を奪う。それによって最も犠牲になるのは誰だろう。
人々だ」などと語りかけたのだ。
このスピーチは世界中で注目を集め、日本でも《素晴らしい》《涙が止まらない》と絶賛の声が相次いだ。
身を危険に晒しながらも、一貫して「国を守る」とのメッセージを発信し続けるゼレンスキー大統領。そんな彼の“スピーチ力”を評価する声も多い。実業家で「ひろゆき」こと西村博之氏(45)も自身のYouTubeで、ゼレンスキー大統領の演説を絶賛。