くらし情報『歴史学的にはフィクション…それでも三谷幸喜が八重と義時を結婚させた理由』

2022年4月19日 06:00

歴史学的にはフィクション…それでも三谷幸喜が八重と義時を結婚させた理由

「史実では、義時との間に泰時を産んだのは阿波局という側室です。この阿波局が八重と同一人物という可能性はゼロですね。阿波局は、頼朝の御所で働いていました。ですから主人は頼朝の妻・政子になります。あれだけ激しい政子が、夫の元妻を同じ空間に置くとは考えられません」

大河では八重が御所に行き、一時期、政子(小池栄子)のもとで働くシーンが描かれていた。これは脚本を務める三谷幸喜(60)オリジナルの八重ということになる。NHK関係者はこう語る。

「歴史好きの三谷さんは原則として史実を忠実に再現することを心掛けています。
そのうえでドラマを面白くするために登場人物をどう膨らませるかを常に考えています。従来、悲劇の女性として描かれてきた八重に関心を持った三谷さんは『新垣さんに演じてほしい』と熱心にオファーしたといいます」

大泉と新垣の過去の共演作が起用のきっかけの一つだったという。

「’14年公開の新垣さん主演映画『トワイライトささらさや』で彼女は大泉洋さんの妻、そして自身初となる母親役を演じました。この映画のポスターを、三谷さんの監督作『ラヂオの時間』や『みんなのいえ』を手掛けたイラストレーターが描いており、三谷さんもこの映画を見ていたといいます。

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