2022年8月5日 06:00
熱中症で意識が…どうする!? 全国トップの湘南ER医師に聞く「命の緊急時」対処法
一般的に上気道の異常は、気道が閉塞するリスクがあり、これは『声が出るか』で確認できるので、『声が出しづらい』『つばがのみ込めない』などの症状は、すぐ救急車を!横にして寝かせると、症状が悪化する場合もありますので、背中にクッションなどを入れて床に座らせるなど、本人がいちばん楽な姿勢をとらせて、救急車を待ってください」(湘南ER・以下同)
<こんな時は病院へ>
□ 原則、病院を受診
<こんなときは救急車を>
□ 声が出づらい、つばがのみ込めない
□ 肩で呼吸をしている
□ 歩けない
□ 胸痛などの別の症状もある
【熱中症】⇒涼しい場所で休み、水分補給と冷却を!
「熱中症の症状は、軽症といわれるめまい・立ちくらみ・こむら返りなどから、中等症といわれる頭痛・吐き気・倦怠感・ぼーっとするなど多様。まずは涼しい場所で横になり、塩分の入った水分(経口補水液など)をとってから、体を冷やしてください。氷枕や保冷剤などで、首の両側、脇の下、脚のつけ根といった、太い血管がある場所に保冷剤などを当てるのは効果的です。症状が強くて動けない、意識の状態が悪い場合は重症が疑われますので、救急車を」
<こんな時は病院へ>
□ 処置をしても改善しない、悪化傾向
<こんなときは救急車を>
□ 症状が強く、動けない
□ 意識の状態が悪い
【アナフィラキシー】⇒呼吸や意識障害に注意
「皮膚・粘膜症状(発疹、かゆみ、むくみ)