2022年10月2日 06:00
遠山景織子 デビューのきっかけは吉田栄作のブロマイドを買いに行ったこと
私の目的は、竹下通りのタレントショップに行って、中山美穂さんや吉田栄作さんのブロマイドを買うことだったんです」
ところが、竹下通りで遠山さんは3人のスカウトマンから声をかけられた。
「3枚の名刺をいただきましたが、どこに電話をしたらいいのかわからず、いちばん最初に声をかけてくれた人に連絡しました。当時は電車に乗って遊びに行くことも禁止されていたので、父には原宿ではなく地元でスカウトされたことに(笑)。意外にも父は芸能活動を許してくれ、一緒に原宿に行った友人も応援してくれました」
■応募したオーディションを勝ち抜き、見事ヒロインに
吉田栄作のブロマイドを買いに行ったことで、偶然にも女優への道が切り開かれた。
「何回もオーディションを受けて、その全部に落選。案外、負けず嫌いだったので、『Olive』(マガジンハウス)のファッションをマネしたり、鏡の前でポーズや表情を作る練習をして、反省点を一つ一つ克服していきました」
’90年、麦芽飲料「ミロ」のポスターでデビューを果たしたとき、吉田栄作はトレンディドラマで主役を務めるまでにブレークしていた。
「仙道敦子さんと共演した『クリスマス・イヴ』(’90年・TBS系)