2022年10月2日 06:00
遠山景織子 デビューのきっかけは吉田栄作のブロマイドを買いに行ったこと
「恥ずかしいという思いもありましたが、なくちゃならない、絶対に必要なシーンだったので抵抗はありませんでした」
女優としては新人だったため、思うように演技ができず撮影を止めてしまうことも。
「大事なシーンのリハーサルには共演の唐沢寿明さんにお付き合いいただきました。気持ちを作れず、上手に泣けなくて苦しんでいたとき、唐沢さんが近くにやってきて耳元で『悔しいだろう』と。その一言がスイッチになって内側の感情が湧きだし、やっとOKが。私も大事な場面で、共演者の力を引き出す一言が言える役者になりたいと思いました」
着実に女優としてキャリアを積み上げた遠山さんは、多くの作品に出演したが、いまだに吉田栄作との共演はないという。
「デビューしたてのころに共演していたら平常心を保てなかったかも(笑)。でも、今、共演できるチャンスがあればーー。そんな素敵なことはありません」
【PROFILE】
遠山景織子
’75年、東京都生まれ。
オーディションで選ばれた映画版『高校教師』の演技で、主要な新人賞を総なめにする一方、『笑う犬の生活』などのバラエティ番組でも活躍。ナチュラルフード・コーディネーターの資格を持ち、お弁当関連の著作もあるほどの料理上手でもある
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