2022年10月16日 06:00
安藤優子「岸田さん、“女性国会議員1割”では日本は変わらない!」
政策だった。
「3年間、抱っこし放題していたら、女性の職場でのポジションはなくなってしまいますよ。現場を知らない人が政策を作ったなぁ、と。この政策はまもなく封印されましたが、安倍政権だけでなく、自民党がやってきた女性政策というのは、実は女性を労働力として社会に戻す経済政策なんですね。
具体的に言いましょう。日本は待機児童の解消など、女性が働くために子供を預かる政策に対して非常に力を入れてきました。一方、働いていないお母さんが、自分の時間を取り戻したいとき、保育園は預かってもらえません。わがまま、ぜいたくで切って捨てられる。
私が言いたいのは、母でもない、妻でもない、娘でもない、その個人に立ち返れる支援をするのがジェンダー政策であって、母親が働くための支援は経済政策なんです。
その二つをごっちゃにしてるから、「女性が輝く」なんて、わけのわからない政策の名前にしちゃったんですね。一人の人間へのレスペクト(尊敬)を欠いてしまった社会は、どう考えても、いびつだと思います」
■森さんの発言の「わきまえる」というのは「出すぎたことをするな」という意味
最近も、女性の尊厳をめぐって社会的議論が巻き起こった。