くらし情報『文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由』

2022年10月30日 06:00

文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由

新井さんは、ストリッパーに加えて、書店員、エッセイストの顔を持つ異才。出版界では、自身が選出する「新井賞」の創設者でもあるカリスマ書店員だ。突然のストリップデビューで周囲を驚かせたのは、20年冬だった。

「今年2月には働いていたHMV&BOOKS日比谷コテージ店が閉店したこともあり、誤解されることも多いんですが、書店員は辞めていません。まだ渋谷店のほうで勤務していて、三足のわらじ生活は続いているんです」

今なお書評やイベント出演などの依頼も多く、多忙なスケジュールは10日間刻みという。

「ストリップの興行がだいたい1公演10日間で、月のアタマ、ナカ、ケツで分かれているので、その舞台のないときに書店員として働いています。ですから、1カ月まるごとストリップが入れば、書店での仕事はできない月も。そこは、みんなが協力してくれて、『行っておいで』で、地方へも送り出してくれます。
ありがたいですね」

思えば、街の書店もストリップも、世の中からどんどん姿が消えて、希少な存在に。「書店員として働き始めた14年前には、自分がまさか踊り子になるなんて思ってもいませんでした。芸の世界なので、昔ながらの先輩後輩の厳しいしきたりもありますが、私は、いいおねえさんたちにも囲まれて。

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