くらし情報『文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由』

2022年10月30日 06:00

文学賞より売れると評判の“新井賞”創設の書店員 39歳でストリッパーデビューした理由

そのまま東邦音大に進み、ホルンを専攻するが、やがて自ら組んだロックバンド活動に夢中になり、大学を中退する。

「バンドのせいというより、大学が私の思っていた姿とは違ってたんです。音楽を追求するというよりは、まずは教職を取ろうという周囲の雰囲気を受け入れられなかった。子供を育てる大切な仕事のはずなのに、『とりあえず教職』はありえないと思いました。両親も、私の性格をわかってますから、『そうだよな』という感じで、反対はありませんでした」

大学中退後、池袋のアイスクリーム店でアルバイトを始めた。

「ここでオープニングスタッフから3年ほど働き、その後、パン屋もおもしろそうだと思って面接を受けて、その帰りに偶然、『書店員募集』のポスターを目にするんです。結局、書店のほうが、その場で即決で採用となるんです。パン屋も受かっていましたが、そのまま書店で働き始めました。
すると思いがけず、これまでの人生でいちばん楽しいと感じるほどの世界が待ってたんです」

こうして28歳で三省堂書店有楽町店に入店。社会人として一足目のわらじを履いて、今日まで続く長い書店員生活が始まった。

■初めてストリップを見て一瞬で「ポカーン」

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