くらし情報『「1日3回解熱剤の乱用」で肺炎見落とし…コロナ自宅療養のNG行動8』

2022年12月15日 11:00

「1日3回解熱剤の乱用」で肺炎見落とし…コロナ自宅療養のNG行動8

この間、熱は下がっていましたが、コロナの療養期間が明けて仕事を始めた矢先に再び発熱。うちのクリニックを受診されました」

CTを撮ったところ、男性は肺炎を起こしており、即入院に。

「解熱剤で無理に熱を下げていると、症状の悪化に気づかないこともあるのです。仮に、38・5度くらいの熱があっても、体がつらくなければ解熱剤を飲んで平熱に下げる必要はありません。

そもそも発熱は、ウイルスの侵入を感知した体の免疫細胞がウイルスの増殖を抑えるために中枢に体温上昇を促すことで生じたもの。発熱は悪いものではなく生体の防衛機能なのです」

では、解熱剤はどのようなときに飲むべきなのか。

「体の節々が痛くてたまらないとか、喉が痛くて水が飲めない、熱が続いて食欲がわかない、などの症状がある場合です。そうなると脱水や体力の低下を招くので、解熱剤を服用しましょう」

■喉スプレーで喉の痛みが悪化する場合も…

【4】むやみに総合感冒薬や咳止めを飲む

自宅療養が推奨されるなか、総合感冒薬を服用する人もいるが、それも避けたほうがいという。


「風邪の場合も同じですが“速効”とか“最強処方”などのうたい文句で販売されている総合感冒薬には、あらゆる症状を抑え込むために、医師は処方しないような組み合わせの強い成分が入っています。

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