くらし情報『コロナ後遺症 予防&最新治療を医師が解説「療養明けの無理が後遺症に直結する」』

2022年12月27日 06:00

コロナ後遺症 予防&最新治療を医師が解説「療養明けの無理が後遺症に直結する」

(写真:PIXTA)

(写真:PIXTA)



長引くコロナ禍。感染者が増加するとともに、治癒後も倦怠感や頭痛、思考力の低下などで日常生活に支障が出る後遺症に悩む人が増えている。治療に当たる医師に、対処法を教えてもらった。

「コロナが治った後に無理をすると、身の回りのことはできても一人で外出できない“準寝たきり”状態や、介助なしには生活ができない“寝たきり”状態になってしまう場合があるのです」

そう警鐘を鳴らすのは、5千人以上のコロナ後遺症患者を治療しているヒラハタクリニック(東京都渋谷区)の院長・平畑光一さん。

約8万人のコロナ罹患者を対象に行ったオランダの研究では、成人の8人に1人が後遺症になっているという。さらに、症状が長引くケースも少なくない。フランスの調査では、後遺症の発症から12カ月たっても何らかの症状が残っている人が85%という結果が報告されている。一度治った後に、再発する場合もある。


「当院の統計では、オミクロン株以降の後遺症症状としては倦怠感や、気分の落ち込み、“ブレイン・フォグ”と呼ばれる思考力の低下が多く、仕事復帰に影響を与えています」

専業主婦でも、家事ができなくなってしまった人がいるという。

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