2023年2月9日 06:00
ワンオペを強いたが「子育てやった」と主張…岸田首相に少子化対策が期待できない
子育てが経済的、時間的、さらには精神的に大変だということは目の当たりにしたし経験もした」と、子育てに積極的な“イクメン”だったことを強調した。
ところが、岸田首相の妻である裕子さん(58)は、かつてフリーアナウンサーの有働由美子(53)との対談で「子育ては、今でいう『ワンオペ育児』ですか」と問われて、《そうです。子どもが小さい頃は一人が夜中に熱を出したら他の子をどうするかとか、そういう時は結構大変でした》(『文藝春秋』’22年3月号)と語っている。
さらに、本誌の調べによると、自分自身で、子育てにほとんど参加していなかったことを認めてもいる。過去には「育児をやったとなんて言っては僭越です」と語っていた(表参照)。
十分な子育て経験がないにもかかわらず、“大変さがわかる”と豪語する岸田首相。どうやら育児や家事など、これまで女性が家庭内で押し付けられてきた仕事を軽視しているきらいがある。過去にも風呂洗いと皿洗いをやっていることをもって、家事を“ちゃんと分担”していると主張している。
水無田教授はこう指摘する。
「過去に、妻を横に立たせて食事をする写真をツイッターに公開して批判を浴びたこともありました。