くらし情報『コロナ後遺症 オミクロン株で「睡眠障害」が2倍以上に…「脱毛」「味覚障害」は減少』

2023年2月9日 15:50

コロナ後遺症 オミクロン株で「睡眠障害」が2倍以上に…「脱毛」「味覚障害」は減少

の症状を訴える患者も増えているのだとか。

「ブレインフォグとは、日常生活において、集中力が続かない、物事が思い出せないなどの状態を指します。睡眠障害はそういったブレインフォグの症状につながりうると考えられます」

岡山大学病院では、コロナ後遺症で治療終了となった患者は、発症してから回復まで平均して182日かかったという。

「現在までで、従来株の後遺症は77%、デルタ株では74%が治癒しています。オミクロン株の後遺症に関しては、まだ治療期間が短いこともあり36%という数値に。全体で見ても、いまだ4~5割の患者さんは半年が経過してもコロナ後遺症が残っている状態です」

つまり、いまコロナにかかるとオミクロン株で急増している「睡眠障害」に半年以上悩まされる危険が大いにあるのだ。

さらに、厚生労働省のデータによると、慢性的な睡眠不足は、糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの生活習慣病になるリスクを高めるとされている――。

5月8日から新型コロナの感染症法上の位置付けが「2類相当」から「5類」に引き下げられるが、大塚副病院長は、コロナに対する緊張感の緩みをこう懸念する。
「現状では後遺症に効く特効薬はありません。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.