2023年3月4日 06:00
前田吟(79)明かす年下歌手と電撃再婚の裏側「愛は綺麗事だけではない」
「初デートは渋谷駅から乗車して、山手線を1周したくらい。その後も彼女には『なんの心配もいらない』と説明しました」
実は、前田さんは前妻が亡くなった折、すぐに形見分けや財産整理をしていたのだという。
「息子たちの嫁さんや、必要な方々に譲ったほうがいいという気持ちもあり、寂しくはありながらも心を鬼にして遺品や財産を処分しました。でも、そのおかげで、子供たちに相続トラブルは起きないようになっていて、いつでも2人の生活をスタートできる状態になっていたんです」
真剣な前田さんの思いを、幸子さんも次第に受け入れていった。前の配偶者との思い出やこれまでの人生を共有できることも安心材料だったと幸子さん。
「奥様と暮らしていたご自宅にあがるのは、最初抵抗がありました。けれど、郷里が同じいわきだったこともあり『先輩、おじゃまします』と気持ちを切り替えられたんです。彼はご家族や体調のこと、すべてを話してくれて、一切噓がありませんでした。
それで、私ももう一度、幸せをつかんでもいいのかなと思い、子供たちに話してみたら賛成してくれたんです」
■幸子さんの心動かした3枚のハンカチ
幸子さんが結婚を決意したのには、こんなエピソードも。