2023年6月15日 11:00
マイナ保険証強行の罠「医療事故ひん発」に「10割負担」も!
患者さんの数が少なくなる19時くらいになると、通信状態は改善したからです」
マイナ保険証の運用が本格化されると、これまで以上に“不通”になるおそれがあるのだ。
「細かいトラブルでは誤字もあります。さらにお名前に旧字などを使用していると、●と伏せ字になって表示されることも。1文字くらい伏せ字になっていても、ご本人だと判断することはできますが、伏せ字が2カ所以上になると、確認も難しくなります」
■高齢者や、介護を必要としている人などにはハードルが高い
また、被保険者のライフステージの変化にも、対応していないケースが多いのだという。
「転職によって、社保から国保に切り替えた患者さんがいたのですが、社保のままでした。多少のタイムラグがあるのかなと思いましたが、転職して国保に切り替えたのは、7カ月も前のことだったんです。もう一人の女性の患者さんは、8カ月前に結婚で名字が変わっているのに、旧姓のままでした」
全国保険医団体連合会の調査でも「産婦人科なので、改姓や保険証変更が多い。マイナ保険証の変更に時間がかかることを懸念している。
持参した紙の保険証とマイナ保険証が違うことがある。どちらを信頼すべきなのか」