グリルにアルミホイルで発火、エアコン掃除で引火…命を脅かす時短・節約家事
爆発のように液体が噴き上がる現象を「突沸」という。
「沸騰した液体が手や顔などにかかってやけどの恐れも。加熱時間は短めに設定し、途中でかき混ぜるなどして、様子を見ながら加熱してください」(河野さん)
【8】暖房を消し、もこもこしたセーターなどを着て火を扱う
「寒くても、自分1人のために暖房をつけるのはもったいない。もこもこした服を着ていれば大丈夫」
そう考える主婦は多いだろう。けなげな節約志向だが、火を扱うときは注意が必要だ。 「生地の表面が毛羽立ったものやゆったりサイズの衣類などは引火に注意が必要です」(河野さん)
危険な家事から身を守るための注意点を安元さんに聞いた。
〈1〉取扱説明書を読もう
便利グッズなどを使う場合、家電製品とグッズ両方の取扱説明書を読んで。メーカーが推奨しない使い方は避けよう。
〈2〉調理器具の汚れをためない
汚れやかすなどが発火のもとだ。
河野さんは「汚れをためないこまめな掃除が大切」と言う。「マイクロファイバーのふきんなら洗剤なしでOK。使い捨てシートなら拭いた後は捨てるだけ。便利グッズで、掃除のハードルを下げるのも一案です」(河野さん)