置き配のペットボトルが火災を招く!乾燥する季節の「意外な火の元」10
冬は夏よりも太陽の高度が低いので、室内の奥まで光が差し込みます。太陽光が長時間差し込む部屋の窓近くには、花瓶や鏡、水が入ったペットボトルは置かないこと。そして外出時は必ずカーテンを閉め、室内に日光が入らないようにすることが対策になります」(芳賀さん、以下同)
“収れん火災”は室内だけでなく、屋外でも発生する。
11月14日、長野県の住宅玄関前で、置き配用の発泡スチロールの重しとして置いた、2リットルの水入りペットボトルが原因で、発火したというニュースが話題になった。
また、冬限定ではないが、“意外な火の元”としてあまり知られていないのが衣類乾燥機だという。
「洗濯しても落ちにくい油分(アロマオイルなど)が染み込んだ衣類を乾燥させた後、高温の状態のまま機内に放置すると自然発火することがあるので、要注意です」
そこで芳賀さんに、これからの季節を中心に、とくにチェックすべき家庭の火の元ポイントを10個挙げてもらった。
暖房器具等を使う機会も増えるこの季節、ふだん見過ごしている火の元を再チェックしながら、火災予防の意識を高めよう!
【1】テレビ台裏のコンセント
テレビ台などの裏側にあるコンセントまわりにほこりがたまっていると、湿気によって電気が走り、ほこりに熱がたまって発火する可能性がある(トラッキング現象)。