【2023年いちばんイラッとした岸田政権の政策ランキング】トップは「紙の健康保険証の廃止」
個人情報をコントロールされているようで、情報漏洩も含め不安に感じる》(55歳男性)
紙の保険証を持ち続けたい人や、マイナカードとの紐付けに抵抗のある人が、少なくないことがわかった。
これに対して政府は、2024年12月の廃止後も、最大1年間は紙の保険証が使用可能だとし、マイナ保険証がない人には、資格確認書を発行する予定だとしている。
一方、医療機関側で業務に支障が出ているという声もあった。
《医療機関に勤めているが、余計な仕事が増えたうえに、マイナンバーカードだと目視で番号を確認したりできない》(39歳女性)
医療現場ではすでに、本来の仕事ではない作業が増えたりしているなかで、2024年12月、本当に紙の保険証は廃止されてしまうのだろうか。
【4】少子化支援金1兆円の徴収
年3.6兆円もの少子化対策を盛り込んだ「こども未来戦略」が2023年12月22日に閣議決定。
児童手当の拡充や、多子世帯の大学などの授業料無償化といった施策の、財源のひとつが創設される支援金であり、医療保険料と併せて約1兆円規模が、新たに徴収されると予想されている。
ただ現段階で政府は、国民に実質的な負担が生じないようにするとしており、先が見えない状況でもある。