萩本欽一82歳語る「僕がまだ走れるのは慎吾がいるから」仮装大賞復活で香取への感謝
萩本:お宅、クーラー買わないわけ?
子供:もう涼しいからいらない。
萩本:どうしてお父ちゃん出なかったの?
子供:真面目だから。
萩本:じゃあ私、不真面目だ。
子供:わからない。
会場は爆笑の渦に巻き込まれ、視聴率は27.9%(関東地区/ニールセン調べ)に上った。
「生放送で素人が40組、200人くらい出場する。普通、そんな番組は成立しませんよ。でも、萩本さんは笑いも入れながら、全員の演技、表彰式をバランスよく時間内に収める。
それを当たり前のように見せていた」(神戸氏)
■「僕は欽ちゃんに育ててもらったから、親しみやすいキャラクターになれた」(香取)
’80年代前半、構成・演出も手掛ける『欽ドン!』『欽どこ』『週刊欽曜日』(TBS系)はいずれも30%を超え、イモ欽トリオ、わらべ、風見慎吾(現・しんご)などスターが生まれた。“視聴率100%男”に依頼は絶えず、’84年6月から『たみちゃん』(テレビ朝日系)、10月から『日曜9時は遊び座です』(日本テレビ系)も始まった。
仕事に手を抜かない男の体は悲鳴を上げ、1日に数回めまいを起こすようになった。萩本は充電宣言をして’85年春から休養に入った。