「大谷選手にも申し訳ない」大谷グローブ展示で批判殺到の別府市 教育委員会が明かした真意
ネットで検索をしたところ、各地の自治体で”大谷グローブ”を展示している事例も結構あったので、それであれば問題ないだろうと判断いたしました」
今回の炎上騒動を受けて、SNS上では複数の小学生児童の保護者らから《学校に届いていてもケースに保管されていて子どもが使えない》との声が上がっているが、学校側も慎重にならざるを得ない部分があると話す。
「どこまで学校現場の判断に任せるのかというようなところが、先生方も不安なんだと思います。フリマサイトに出品された事例もいくつか目にしてますし、本当に送ってくださった方の気持ちを思うのであれば、紛失したり盗難にあうなどないように、我々としては事前に整理する期間を設けたということが発端なんです。
とはいえ、寄贈された学校としてもどういう風に使っていくかは学校の規模などによっても事情が異なると思いますが、学校で安全に保管するために展示するとなると、結局は子どもが使えないという保護者のご意見はごもっともですよね」
実は、各校への配送準備が整うまで“大谷グローブ”を受け取った自治体が庁舎内などで展示する例は各地で出ている。決して別府市に限ったことではなかったにもかかわらず、ここまで炎上した一因は市長のSNS投稿にあったようにも思えるがーー。