泉房穂「一生立てない」障害のある弟を連れて母が心中未遂…10歳で明石市長を目指した壮絶過去
スポンサーの言いなりの芸能界やテレビ局のあり方を変えていきたいと思っています」
連日、ワイドショーやニュース番組で自民党の裏金問題や政府の少子化対策に対して鋭く切り込む。彼の言葉に説得力があるのは、12年間務めた市長としての実績があるからだろう。
「明石市では子ども予算を倍増し、医療費、保育料、給食費、おむつ代、公共施設の利用料の『5つの無料化』を実現しました。児童手当については、18歳まで拡充し、所得制限なしの給付をすでに始めています。明石のような小さい街でできたことを、国はなぜできないのかと思いますよ」
顔を紅潮させて、泉は続ける。
「国民は30年も給料が上がらず、物価が上がって苦しんでいます。それに少子化対策もまったく不十分。簡単ではないけど、このままでは国は滅びますよ」
全国を「市民に優しい街」にするために、メディアに出て発信力を強化しているという。
そんな泉の「力」に、政界も熱い視線を送っている。「各政党が立候補してくれとか、都知事選の話もありました。でも断っています。私は去年還暦を迎えましたが、人生の2周目は国全体を変えていきたい。もっとも明石市と国ではレベルが違うから、次の段階へ自分を高めていかなあかん」