小堺一機『ごきげんよう』前身番組開始は「どっきりだと」
中山「まったく信じてなかったんですか?」
小堺「そんなわけないもん。その直前に初出演のドラマでNGを16回出して、ディレクターにひっぱたかれてるんだよ」
中山「『欽どこ』で関根勤さんとやられていた“クロ子とグレ子”もすごい人気でしたよ」
小堺「それも僕と関根さんは1回、役をクビになってからのことだから。僕たちとしては、挫折したグループだし(笑)」
中山「そうだったんですね。でも『いただきます』は人気になっていきますよね」
小堺「初めのうちは評判もよくなくて、『空っぽのやつが汗かいてるだけ、消えて“いただきます”』なんて記事も書かれて。矢面に立つってこういうことなんだって、それまでは堺正章さんや、萩本欽一さんがいたでしょ。でもさすがに受け止めるしかないから『いつでも消えてやる、3カ月で終ってもいいや』って開き直って、変なことを言い出したの。小森(和子)のおばちゃまたちに『こんな人、悪寒が走るわ』って言われたら、『どうせ入りますよ、もうすぐお棺に』とかね。