今日までは渡米のことよりも目の前の仕事に集中してきたので、明日からフル稼働です。とにかく、ビザ取得を最優先に動き始めて。現時点で決まっているのは、4月30日でいま借りている部屋の契約が切れて、住むところがなくなるということ。それだけです」
ニューヨークはマンハッタンに住み、カフェでアルバイトをするところからアメリカ生活を始めたいと、綾部は今年初めの本誌インタビューで語っている。
「行ってみないとわからないですね。未知の世界に突入していく感じ。まわりからは『貯金あるの?』とか金銭面の心配をされますが、僕にとって不安は収入よりも言葉です。まったく英語ができないので。
『私は日本のコメディアンです』という英文をサッと書くこともできないんですから。この英語力で米国生活なんて無謀すぎる、って言われますよ」
それでも挑戦したいのは、公言してきた夢のためだ。
「レッドカーペットを歩きたいという夢は変わっていません。ただ、役者としてでなくてもいい。コメディアンとしてでも、料理人としてでも、何らかの役でハリウッド映画に出られたら本望なんです。