くらし情報『「セクハラやじ」から3年、塩村文夏都議語る都議会の問題点』

「セクハラやじ」から3年、塩村文夏都議語る都議会の問題点

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「妊娠・出産・育児の悩みをひとりで抱えている女性のサポートを『東京都が率先して進めるべきだ』という趣旨で発言していたときのことでした。『はやく結婚したほうがいいんじゃないか?』『産めないのか?』。こんなやじを男性議員から浴びせられたんです。ほかの男性議員からも笑い声が起き、バカにしてやじったりというのが延々と続きました……」

いまも込みあげる悔しさを押し殺すようにして話すのは、塩村文夏・東京都議会議員(38)。晩婚化が進み、高齢出産が増える東京都で、女性の声を代弁して訴えかける彼女を’14年6月に襲った「セクハラやじ問題」は当時、大きく報道され、「声の主」と名乗り出た男性議員は塩村さんに謝罪した。

やじの直後は、「何十分もやまない笑い声に、悔し涙が出ました」という彼女だが、同時に都議会という“伏魔殿”のオッサン政治体質も、広く知れ渡るように。結果として、都議や地方議員の言動への関心を増やす役割も果たした。

その後も小池百合子都知事(64)の誕生と都政改革などで都政への関心は高まるばかりだが、現在は、7月2日投開票の東京都議会議員選挙の選挙期間中。

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