くらし情報『芸歴50年!『ひよっこ』白石加代子には役所勤めの過去も』

2017年9月6日 11:00

芸歴50年!『ひよっこ』白石加代子には役所勤めの過去も

あそこは昔ながらの日本の母の姿ですね」

白石は、1941年(昭和16年)12月9日に、現在の東京都港区東麻布、東京タワーのすぐ近くで誕生した。小学生のときに子ども向けの芝居を見て、女優になりたいと思った白石だったが、5歳のときに最愛の父を亡くし、みね子のように高校卒業後、東京都港区役所に就職したという。

「芝居をやりたかったけれど、長女としてやはり母を助けなければと思っていました。あの時代は、今より『家』を大事にする意識が残っていて、『自分の欲しい服を買うために』とか個人のために働く意識はあまりなかったように思います。戦後から高度経済成長期に入るまでは、貧しいけれど、みんなで助け合い、つながり合う“いい時代”でもありました。就職難でしたが、私はありがたいことに東京都の公務員試験に合格できました」

最初の配属先は、港区役所麻布支所だった。

「税務課の課税係で税金の計算をしていたんです。そろばんの得意ではない私が、のんびりとパチパチ計算しても、当時でも兆を超える額になって。
港区、とくに麻布は裕福な人が多かったんです。

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