歌手AIの才能開花させた母・バーバラさんの「愛してる」
AIちゃんも幸ちゃん(次女)も、愛されてることをしっかりわかって育ったから、自分の進みたい道を真っすぐ歩いていけたんだと思います」
AIが中学2年生になると、バーバラさんは「18歳になったら、自分で働いて、自分のことは、自分でするね」と忠告をした。それは、米国の一般的な教育方針だ。AIは、「わかってます。ママ、私、もう夢、決まってる。私、ビッグな歌手になる!」と答えた。
AIは、高校進学を考えていなかった。しかし、バーバラさんには高校までは卒業してほしい気持ちがあった。アメリカでは高校までが義務教育だからだ。
中学の三者面談で、先生が「高校どうするの?」と、聞いたとき、バーバラさんは突然、「AIはアメリカの高校に行きます」と言った。
AI自身、事前にそんなことは何も聞いておらず、「え?アメリカ?」と、驚いていたが、すぐに、「面白いかもしれない。それいいね」と、自分で決めた。こうしてAIは、中学卒業後、ロスの芸術高校に進学。その才能を開花させた。AIは言う。
「日本で、言葉もわからず、すごく大変な思いをした時期を乗り越えて、さらにポジティブになっているママを見ると、すごいなって思います。