くらし情報『歌手AIの母・バーバラ植村さん“ハーフ差別”の過去明かす』

歌手AIの母・バーバラ植村さん“ハーフ差別”の過去明かす

砂糖と塩、間違えて買ったり……」

初めてのお宅に靴のまま上がったり、床の間の生花と並んで写真を撮ろうと、床の間に入って、注意されたり、でも、何がいけないのかさえ、わからない。

「小さい子どもが2人もいるのに、サイテーな母親、サイテーな人生。そう思いました。離婚したほうがいいかなと、真剣に悩みました」

バーバラさんは米国の両親に電話した。すると正美さんは、「その国を好きになること、その国の人を尊敬すること。そのためには、その国の文化や伝統を勉強してください」と言った。そして、前向きになる300冊の英語の本を送ってくれた。両親は2人とも、異国で暮らす苦労を乗り越えた人たちだ。


バーバラさんは、涙を拭いて、立ち上がる。まず、日本舞踊から習い始めた。もともとダンスは大好きだ。そして、お茶、お花の稽古にも通った。学ぶうちに、彼女のなかの「日本ヤダ」の気持ちがほぐれていった。

「なぜ床の間に花を置くのか。なぜ、畳の縁のラインを踏んではいけないのか。その全部に意味があった。
日本の伝統文化や習慣には、目上の人を尊敬し、お客さんを受け入れる気持ちが込められていることをしりました」

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