歌手AIの母・バーバラ植村さん“ハーフ差別”の過去明かす
3年かけて読破した300冊の本を参考に、家のあちこちに鏡を置いた。
「朝、起きたとき、出かけるとき、電話でるとき、全部、自分の顔を見て、大げさと思うくらい、笑顔しました」
さらに、深呼吸をして、「今日はサイコー」「絶対、成功する!」と声に出して自分に言い聞かせた。人のためになることをしようと、30年以上、欠かしたことのないチャリティー・バザーを始めたのもこのころだ。義父・近さんも異国から来た嫁のことを、ずいぶん気にかけてくれた。
「落ちこんでいるとき『仕事をしなさい。事業を立ち上げていいから』と言ってくれて。お義父さんの提案に、すごく興奮しました」
自分が好きなこと、できること、元気が出ることはなんだろう?バーバラさんはダンス教室に、英会話とスポーツジムも併設した「アメリカン・スーパー・シェイプ」を創設。38歳になっていた。
そして、48歳のときに立ち上げた個人事務所「オフィス・バーバラ」を拠点に、八面六臂の大活躍を続ける。鹿児島の人たちを元気づけ、笑顔でいっぱいにするために。
AIは言う。